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モロッコ編65. 買い物天国:タルーダント - 究極の絨毯を買い占めろ


メタルキングの崇高な御身

モロッコを観光で訪れて、このタルーダント(Taroudant)へわざわざ行く人は少ないだろう。
大抵の旅行者は南部モロッコといえば世界遺産のエッサウィラとマラケシュくらいまでで、あとは砂漠へ行くためにアトラス山脈を越えてワルザザート方面へ抜ける。

それでも、南部モロッコのアガディールという海沿いの町は、モロッコ随一のリゾートタウンなので、なかなかいろんな意味でツーリスティックな場所だ。
ただし、アガディールで海水浴なんてしなくても、エジプトの紅海なんかの方が200倍くらい垢抜けていて、海も綺麗だ。

タルーダントの町はワルザザートからアトラス山脈を越えずに、西のアガディール方面へ迂回するルートの経路上にある。

町全体が塁壁で囲まれていて、城塞都市としての見所もあるけれど、この町はなんといってもスーク巡りをする事が最大の見所だ。
いまさらかもしれないけど、スークってのは市場の事。

この町にはベルベルスークとアラブスークっていう二つのスークがある。
ガイド本によれば、タルーダントのスークは小さいながらも、マラケシュにひけを取らないクオリティの高さと書かれている。

自分はなにやら得体の知れない物欲に支配されていたようだ。
とてもとても絨毯を見たい=買いたいと思っていて、その他、シルバーアクセサリーや装飾された剣、バブーシュ等、もう何もかも買ってやろうと思っていた。

また、マラケシュはとても有名だけど、タルーダントは相対的には無名だし、まだ荒らされていない掘り出し物が、店の奥の奥から出てくる期待を抱いていたのだ。


CTMのバスターミナルでバスから降りて城壁の中に入る。


町並みは、城壁の中に比較的広い道が何本かほぼ直線で通っているので、道に迷う事はない。
その道ではこんな風に馬車が行き来してる。


ちなみに、宿探しに若干苦労した。

町の中心:アッサラーグ広場には安い宿は何軒かあったけど、ホットシャワーの出を確認すると、どこも水しか出ない事がわかり、候補から外れていく。

すでに11月なので、日中は暑くても夜になると寒いのだ。

水なんて浴びたら死んじゃうじゃないだろうか。



そして、Liberteという名前のオテルに行ったら、「泊めるのはモロッカンだけだ」と差別にあってしまい、久しぶりに外国の理不尽さを思い出させてくれた。


最終的にOliviersという安宿に落ち着いた。
ここもはじめはホットシャワーが出るとウソついて、実際にお湯の出を確認したらまったく出なかったので、止めようかと思ったら、なんとオーナーの部屋にある、超きれいなバスルームを使っても良い事になった。
シャワーを浴びる時だけ、オーナー部屋の鍵を貸してくれたのだ。

交渉がいかに大事かわかるね。

では、、、
買い物。


ここがベルベルスーク。
ベルベルスークはアラブスークと違って、観光客向けじゃなく、生活のための本当のスークだ。
地元のひとはむしろこっちで買い物する機会が多いだろう。


地元の人が大勢いて、生活感がある。それだけで十分魅力的な場所だ。

でもベルベルスークにある絨毯屋は、なんというか無骨なカーペットばかりで、琴線に触れるような絨毯はなかった。


それこそ日本の家具屋で売ってるような絨毯みたいな感じだ。

ベルベルスークの絨毯こそ本当の絨毯だとすると、自分は所詮観光客用の絨毯にしか目が行かない単なる観光客って事なんだろう。

とても残念だけど。

ベルベルスークの絨毯屋からも、「アラブスークに行けばキミの欲しそうな絨毯があるかもよ」ってアドバイスされてしまう始末。


そういえば秋葉原とかにいけば、外国人観光客向けの変なお土産屋が時々ある。

着物や刀、置物等、そういう質の悪いまがい物を売ってる安直な店になぜか外国人観光客が訪れている。

繁盛する理由がわからない。

多分自分のやってる事は、同じ事かもしれない。


そんなわけで早々と本編というべきか、アラブスークにやって来た。。。


・・・ここ、マジで凄い品揃えだ。


どこもかしこも"究極のカーペット" のオンパレード。

沢山ある絨毯屋の一軒一軒が、これまでのものより桁違いに高いクオリティの絨毯がジャンジャン出てくる。
どこの町でもとにかく多くの絨毯を見て、目が肥えていたつもりなのに、その予想を上回っている。
週刊少年ジャンプにありがちなパワーのインフレみたいな感じだ。
"究極の絨毯"とか自分で言ってるけど、もはや自分の中での究極という言葉が、究極という言葉の意味を成さなくなっていた。
僕は次から次へと美術品でも見せてもらってる気がしてきていて、異様にテンションが上がってしまった。


あれもこれもみんな欲しくなってしまう。
あ〜〜〜
うれしい悲鳴だ。


絨毯を買ったのは、確か"アリババ"という名前の店だったと思う。



この人がアリババのオーナー。


買った"究極の絨毯"をお見せしよう。(もはや自己満足かもしれないが)



黒とピンクのど派手な絨毯。
魔除けの意味がある"目"が中央に三つ配置されていている。
TVシリーズのエヴァンゲリオンに出てきた、大気圏外からやってくる使途:サハクィエルににてる。
若干グロさもあるかもしれないけど、カラーリングと模様の配置と、全体的なバランスが良い。


同じアリババという名前の店で買ったもう一つの絨毯。
これも素晴らしい。
模様の配置もなかなかだけど、なんと言っても朱色とオリーブグリーンの響きが良い。
少しだけ差されてる青も効いてる。

そんなわけで2枚とも購入。
購入金額:2枚で2100DH
サイズ:両方とも約2.5x1.5m

そして、絨毯をオテルに運んだ後、凝りもせずにもう一度絨毯探しした。

ここはアリババとは違う店だ。



別の店で見かけた素晴らしい絨毯。


ごちゃごちゃしてるけど、観てて飽きない。

5つ並んだ模様がクロスみたいにも見えて、イスラム圏なのにキリスト圏のデザインっぽいなと思ったり。
もし、次に出てくる絨毯がなければ、これを買っていたかもしれない。
これ観て欲しくなった誰かさん、今ならまだあるかもしれないよ。


こっちの絨毯屋は猫達が和ませてくれる。
商品だろうが構いはしない。

奥のヨーロピアンは後からやって来たんだけど、僕とオーナーの白熱した絨毯探しと交渉の前に、そそくさと席をたってしまった。


そしてついに出てきた絨毯。
色、模様、蒼い中央の配置、アイスグリーン色のライン入り方など、仕掛けが多い。

方々の絨毯屋で説明を聞いてわかったのは、このパターンを"アフニフ"というらしく、どこの町でもアフニフっていうとこんなニュアンスの絨毯を出してくれる。

もちろん気に入った。

購入金額:2800DH。割高だけど仕方ない。
なにしろ、サイズ:約3x2.5mととにかくデカイ絨毯だから。

これの交渉は難航した。
実は、、、値切って値切って2400DHにしてもらったんだけど、200DH札を間違えて2枚多く出してしまい、お店を出てかなり経ってから気付いたのだ。
つまり2800DH払ってしまった。
それに気付いて、400DH返して〜ってお願いしたけど、取り合ってもらえなかった。
自分が悪いとはいえ、つり銭詐欺じゃん、、、

だから、究極の絨毯が買えて、いい思いもしたけど、最後は少しビターな思い出になってしまった。


続いて、絨毯以外のアイテム。



タルーダントは貴金属の細工も盛んで、こんな生きた伝説のような職人がいたりする。

この人からは向かいの店の若い衆を仲介して交渉した。

ベルベル語しかしゃべれないのだ。
若い衆曰く「この方はメタルキングなのだ」との事。
メタルキング。。。自分にはとてもドラクエ的なイメージが湧いてしまうけど。


買ったグッズはこれ。「てつのうでわ」だ。
細い腕輪にじいいちゃんの細かい細工がとても素晴らしい。
銀ではなくてあくまでメタルだけど、交渉の末46DHで買った。


続いて、短剣だ。
モロッコではお土産用に鞘がきれいに装飾された剣が売られている。

短剣にもいろいろあって、アンティークは高いとか、装飾が立派になればなるほど高くなっていく。

ここでも交渉には紆余曲折があったけど、最終的に以下の短剣にした。


じゃん。鉄製らしい。

「はがねのナイフ」とでも名付けようか。
アンティークじゃなくて新しいものだけど、装飾がとてもきれいで、全体的に隙が無い。


鞘の装飾を拡大。
すげー凝ってる。

ちなみに刀身はおまけみたいなものなので、わざわざ紐の封印を解いて抜刀したりはしない。


裏面はこんな感じでちょっと大人しい。

この件は、無茶苦茶交渉した挙句、たしか250DHで買えた。


今度は靴屋。


バブーシュ。
ビニールから出していないからわかりにくいけど、つま先がとんがっていて内側に反っているヤツ。
このタイプをベルベルの人がジェラーバに合わせて履いてるのを良く見る。

粘りに粘って90DHで買い落とした。



ついでに他に持ってるグッズを貼ろうかと思う。


バブーシュはもう一足持っていて、これはメルズーガにいた頃、アハメッドの店で買ったやつだ。
たしか、100DH位だった。
このバブーシュは現在も自宅でスリッパとして使ってる。


これもメルズーガにいた頃、アハメッドの店で買ったジェラーバ。
この茶色っていうのが素晴らしい。
スターウォーズのジェダイになれるから。
時々、部屋着として使ってる。
動きにくいけど。

さっきの先が反っているバブーシュと合わせれば、マジでかっこいい。


以上です。
タルーダントのショッピング楽しんでいただけましたか?

この日記を読み終えた頃、あなたも絨毯の虜になっている事でしょう。


日本でこの類の絨毯を探すと、いわゆるペルシャ絨毯になってしまい、こういうポップな感じのは手に入らないかもしれない。


あー

補足すると、実は絨毯探しは懲りておらず、モロッコで最後に行った町:マラケシュでも一枚まったく異なるタイプの絨毯を買ってます。

日記がそこまで追いついたら公開します。

その時は最後の締めとして、これまでに見た+買った絨毯を是部リストアップしようかなぁ



次回、
タルーダントからグランタクシーを乗り継いで、アガディール、そして世界遺産のメディナがある海沿いの町:エッサウィラにたどり着くまでです。





主なモロッコの写真は以下にアップしています。
現時点で Maroc3 グリッシュ・ウルウイ村〜エッサウィラ編  です。



- 使い方
画面右の矢印(next)をクリックすると、次の写真が表示されます。 
画面したのAuto Playをクリックするとスライドショーとなります。 



Maroc1 タンジェ〜フェズ編 

スペインからジブラルタル海峡を渡ってタンジェ、世界遺産のメディナがあるティトゥアン、
バック・パッカーに知名度がある山の街シャウエン、世界遺産のメディナがあるメクネス、
聖都ムーレイ・イドリス、古代ローマ遺跡ヴォルビリス、
マラケシュよりも大きなメディナが世界遺産のフェズまで。


Maroc2 メルズーガ大砂丘編

エルラシディア、エルフード、リッサニ、ハッシ・ルビィ、メルズーガ、ファミリヤ等。
地図にも載らない小さな場所までいちいち地名で書いてますが、
ようは一般的にメルズーガの大砂丘と呼ばれるる一帯をまとめました。
これぞサハラ砂漠といった感じです。モロッコのメインかも。


Maroc3 グリッシュ・ウルウイ村〜エッサウィラ編

一般のモロッコ人の家にホーム・ステイした、モロッコで2番目に貧しいらしい、
グリッシュ・ウルウイ村、
ティネリールと絶景のトドラ渓谷、ワルザザートと世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ、
そして、絨毯を買い占めた南部モロッコの一地方都市タルーダント、
南部モロッコのリゾート都市アガディール、
世界遺産のメディナがある海沿いの街エッサウィラ
この中では特にグリッシュ・ウルウイ村と、エッサウィラの写真をお勧めしたいです。


Maroc4 アル・ジャディーダ〜マラケシュ編

世界遺産のポルトガル都市があるアル・ジャディーダからモロッコの最大都市カサブランカ、
そして何気にムードがとても良い首都のラバト、
モロッコの最後に行った、一番有名な都市マラケシュまでをまとめました。 


JUGEMテーマ:海外一人旅


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  • 2019.04.23 Tuesday
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コメント
こんにちは。私もモロッコに来てベルベル絨毯にハマった者で、こちらの記事を面白く読ませてもらいました。主さんとはだいぶ好みは異なりますが。
しかし、3m×2.5mは巨大ですね。これはヤギを使ってるのでしょうか?私が買ったものはすべて羊毛で、これがすごく重い。近日中に発送するつもりですが、送料がどのくらいかかるか今からビクビクしています。
参考までに、主さんが郵便局で買った段ボールの値段と、ビッグカーペットの送料を教えていただけるとありがたいのですが・・・。
  • タフイツ
  • 2017/03/01 5:46 AM
>>タフイツさま
コメントありがとうございます!
絨毯面白いですよね!

特にマラケシュで買った絨毯は特になんていうか、独特の深みを感じてます。
気取った言い方になってしまうのですが、ちょっとマーク・ロスコの絵等を個人的には彷彿しております。

モロッコで買った絨毯の一覧ももうちょっと後の記事でまとめているのでよろしければこちらもご確認ください。

http://unfilmparle.jugem.jp/?eid=150

タフイツさまはどんな絨毯が好みですか?


送料ですが、箱の値段込みで 500DH〜1000DH くらいかと。
でも、1000DH なら高過ぎかなぁ
でも、自分よりも重い絨毯だと高い可能性もありそうですね。

いずれにしても郵便局の場合、届かないという危険性があります。
自分がすべての荷物を受け取れたのは、以下記事の通り奇跡的な話です。

http://unfilmparle.jugem.jp/?eid=153

なので、より安全に送るために FedEx 等検討されたほうがいいかもしれません。
FedEx も高いので、郵便局で一か八か。。。
もうギャンブルですね。

自分の 3mx2.5m の絨毯は多分ヤギではないと思います。
根拠として、店主に「これはゴートだ」と言われて見せてもらった別の絨毯はもっと表面がゴワゴワしていて絨毯自体が堅く重たかった記憶があるのですが、自分のでかい絨毯はそんな素材感はないため、、、
です。たぶん。


お返事ありがとうございます。
本日、絨毯三枚+αを郵便局で送ったところ、21kgで送料が2000DHを軽く超えました。ま、分かってたことですが・・・。そして、もう買わないと思いつつマラケシュの絨毯スークを覗いたところ、気に入ったのがあってもう一枚買ってしまいました。明日にはモロッコを出国するというのに・・・。
私が好きなのは羊毛100%のベルベル絨毯、特にデザインが素朴で温かみのあるベニワレンです。日本なら10万円は下らないので、送料のことを考えても、やはりモロッコで買うべきですね。主さんがモロッコ絨毯を日本でどのように使っているのかも、いずれ記事にしてほしいです。

ちなみに、私はアルガンオイルを荷物と一緒に送りました。郵便局に何度も念押ししましたがOKとのこと。実際にアルガンオイルを日本に送れたという旅行者にも会ったので、決断しました。それでも届かなかったら・・・私ものりこさんのお世話になります(笑)
  • タフイツ
  • 2017/03/03 5:25 AM
>>タフイツさま

ベニワレンがどういうものかわかっていなかったので、ググってしまいました。
デザイン的にこちらは日本のいろいろな部屋に合わせやすそうですね。

自分が買ったようなやつはどうも場所を選ぶというか、日本ではあまり普段使いの品という感じにならず、絨毯はすべてクローゼットにしまっています。
湿気の多い気候のせいでいつか、カビがはえるんじゃないかとドキドキしています。
はっきりいえば持て余しています。
出国直前で改めて購入した絨毯、、、まぁわかります、そういう衝動買いは。
モロッコから日本へ帰国するのなら、自分ならそれはもう受託手荷物として手で持って行きますね。

アルガンオイルって送っても問題なかったのか〜
じゃあ自分の荷物は何が問題だったのか、、、
ラバトのアルガンオイルも決して安いものじゃなかったので、持って帰れなかったのは、残念です。

自分は送り元住所に勝手にのりこさんの住所を書きましたが、断りもなく書いた点、今でも申し訳なく思っています。
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