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  • 2019.04.23 Tuesday
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イギリス編10. イギリス人の親切

 ストウ・オン・ザ・ウォルドのユースの前で待つ事10分。
やってきたタクシーはなんかでっかい四駆。
おっちゃんは気さくにドアを開けてくれる。
見ればメーターが付いているみたい。
一応聞いてみるとメーター使ってくれるって。良かった。
タクシーはストウ・オン・ザ・ウォルドの丘をどんどん下る。
丘の斜面には羊の群れが見えたりる雄大な光景。

「どうだい、良い景色だろ?」

「はい、とても綺麗ですね。こんなの今まで見た事ないです。イギリスの田舎は本当に良いですね。」

おっちゃんはうれしそうに豪快に笑った。

「明日はどこに行くんだい?」

「チッピング・カムデンと、後、、、アレ、なんだっけ?ショイクスピアの所。。」

「ストラトフォード・アポン・エイボン!やっほー!そこも良い所なんだよ!」

そうこうしてる内にモートン・イン・マーシュに着いた。
メーターを見ると11ポンド50セント。
チップをつければ13ポンドくらいにしようかな?
おっちゃんに13ポンド渡そうとすると

「いや、10ポンドでいいよ。」

と言って3ポンド返してくるんだ。
どうやら自分が住んでる所を褒められてご機嫌なのだ。

「じゃあね、良い旅を」

さんきゅー
そう言って別れたら、すぐに次の事に取り掛からなきゃならない。
キットカットさん家に行って荷物を受け取るのだ。

---

キットカットさん家のチャイムを押すと、すぐにニコニコしながら出てきた。

「最終バスが到着する時間になっても帰ってこないからどうしたのかと思ってたんじゃ」

「キットカットさん、すいません。間違えて時刻表の土曜日の所見てて、乗り遅れちゃったんです。」

「そうか、どうやってここまで来たんじゃ?タクシーかい?」

「はい。タクシーです。もうそれしか方法が無くて。」

「そうかそうか。さて、荷物なんだが、わしからB&Bに電話して取りに来てもらったよ。だからホテルに行ってごらん。」

「あ、そうなんですかー。わざわざすいません。」

そう言って手間賃としてキットカットさんへ2ポンド差し出したんだけど、またしても「いいんじゃよ」と言って受け取らなかった。
握手して別れを告げる。
イギリス人の親切に感動してしまう。


B&Bに着くと、奥さんとご主人が代わる代わる話しかけてくる。
「朝誰もいなくてごめんなさいね。」
「君の荷物は運んでおいたよ。凄く重いな!」

そりゃそうだろう。
なにせバックパックには地球の歩き方が8冊入っているんだから。


---

次の日はチッピング・カムデンという村を少し散策した。
チッピング・カムデンはマーケットホールという中世の市場の後が残っていたり、
村全体がコッツウォルズ特有のライムストーンという石灰岩で作られた町並みが見所なのだけど、
家の前の道には所狭しと車が路上駐車されていて、それがとても残念だった。
路上駐車が多い事はカッスル・クームやボートン・オン・ザ・ウォーター等、
コッツウォルズのどこの村も大体同じで、村の景観を損ねていた。
多分、駐車場の確保が難しいんだと思う。それに車がないと生活出来ないような所だし。

村はずれの丘ドーバーズ・ヒルへ登った。
丘の上には、またもやヒツジが放牧されていて、人間を見て逃げ回った。
その丘からは、大絶景が楽しめた。




ドーバーズ・ヒルからチッピング・カムデンを望む。煙はなに?

それからシェイクスピアが生まれたストラトフォード・アポン・エイボンへ行った。
これまでのコッツウォルズの村とは違い、もっと規模が大きな町だった。



ストラトフォード・アポン・エイボンはシェイクスピアの生家等、
シェイクスピアゆかりの建物が多く残っていて、それら入って楽しんだ。


シェイクスピアの生家。


同じくシェイクスピアの生家。小芝居が終わってミーティング中?


あと、エイボン川沿いの景観が素晴らしいはずだが、あいにくどうしようもない大雨で・・・寒い。
ボートはアイスクリームなんかを売ってる売店だったりしますが、
この寒さで誰がアイスなんぞ食べよう?



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イギリス編9. コッツウォルズのある一日の半日

 朝、チェルトナムのB&Bを引き払ってバスに乗った。
コッツウォルズ地方北部のモートン・イン・マーシュへ移動した。
そして予約していたB&Bのチャイムを押したんだけれど、早速トラブル。
出かけているのか、誰も出てこないんだよね。

すぐに荷物を預かってもらい、ボートン・オン・ザ・ウォーターへ行きたいんだけど。。。
ひたすらドアの前で考え込んでいると通りすがりのおじいちゃんが声をかけてきた。

「誰もでないのかい?ここの電話番号はわかる?」

僕がこのB&Bの電話番号を見せると、おじいちゃんは自分の携帯でB&Bに電話をかけてくれた。

「う〜ん、誰も出ないねぇ」

「そうですか。。。早く荷物預けて10時半のバスに乗らないといけないのに。。。」

「そう、10時半にバスが来るんじゃよ。それならウチに来なさい。荷物預かってあげるよ。」

うーん、おじいちゃんはいい人そうだけど、アカの他人に荷物を預けて大丈夫なんだろうか。。。
しかし、他に方法は考えられない。
そんな内心を見据えておじいちゃんは言った。

「心配しなくて大丈夫じゃよ。さあ来なさい。」

僕はおじいちゃんに着いて行き、家に上がらせてもらった。
そして、自分の苗字を教えると

「ああ、それは○○証券だね。ワシはそこで働いてたんじゃ」

ホントかな?と思いつつも荷物を置くと、おじいちゃんは電話番号と名前を紙に書いて僕に差し出した。
名前は"kitkat"と書いてある・・・
キットカットって、、、チョコレートじゃん!
いや、違う。
あのチョコのkitkatは人名だったんだと気付かされた。
サンドウィッチ伯爵みたいなもんなんだろ。

------

さて、無事にバスに乗る事が出来て、ボートン・オン・ザ・ウォーター、フットパスを歩いて、ロウアースローター、アッパースローターへと観光した。


ボートン・オン・ザ・ウォーターの中心。ウィンドラッシュ川。


ボートン・オン・ザ・ウォーターの外れ。キャンプ場があった。


同じくボートン・オン・ザ・ウォーターの外れ。魚釣りしてる。


ボートン・オン・ザ・ウォーターから続くフットパス。ここから、ロウアー・スローター、さらに歩くとアッパー・スローターという村 がある。


アッパー・スローター村。


アッパー・スローター村の外れの教会にあった墓地。逆光がキレイだなと。

もう一度バスに乗ってストウ・オン・ザ・ウォルドで降りる。時間はもう16時くらい。
モートン・イン・マーシュ行きの最終バスが来るまで、ちょっとだけストウ・オン・ザ・ウォルドを観光した。
道路沿いに谷を見下ろすと、丘のずっと向こうまでヒツジが沢山いた。




逆光がキレイだな

そして時間になったんで、バス停まで戻ってバスが来るのを待つ。

待つ。

待つ。

待つ。

・・・・ん!?

バスが来ない・・・
17時半に最終が来るはずなんだけど。。。
ちょっと遅れてるのかな?

もうちょっとだけ待つ。

やっぱり来ない。
すでに18時20分だ。
おかしい。

時刻表をもう一回見る。
ん!?
17時半は土曜日限定だった。。。
じゃあ平日は???

・・・16時45分が最終じゃん!?
つまりは。。。もうバスは来ないんだ!最終バスに乗り遅れた!

うっわ〜これはやばい。
こんな田舎で救いようが無い感じ。
僕は受け入れがたい現実を前にヘナヘナを崩れ落ちた。

タクシーを使うしかない。
しかし流しのタクシーなんてある訳も無く、どっかで呼ばなきゃならない。
呼んでくれそうな"何か"は無いだろうか?

広場を一周してみる。。。
ん!?
信じられないものがある!
なんと、この小さな町にユースホステルがある。
例の国際ユース協会加盟の看板も出してる。
ここなら何とかしてくれそうな気がする。
ユースのスタッフって基本親切だし。

僕はフロントのねーちゃんに聞いてみる。

「あのーすいません。今日中にモートン・イン・マーシュまで戻らなきゃならんのですが、最終バスに乗り遅れちゃいました。」

「ふんふん、それで。」

「すいませんけど、タクシー呼んでもらいないでしょうか?」

「いいわよーちょっと待っててねー」

ねーちゃんは電話をかけてくれた。
その話を聞いてると、どうもタクシー会社というより、個人経営のタクシーの運転手に片っ端から聞いてくれてるみたい。
3人くらいに電話いてようやく電話がつながり、

「そう、なんかジャパニーズがモートン・イン・マーシュまで行きたいらしいんだけど、バスに乗り遅れちゃったんだって。
だから、タクシーでホテルの前まできてこの子を拾ってほしいだけど。そう、出来るだけすぐによ。」

ガチャと電話を切って僕に言った。

「良かったわね。これから来るそうよ。ホテルの入り口で待っててね。」

「あのーこの辺のタクシーってメーター使いますか?」

「多分無理ね。」

げぇ〜

「あのーここからモートン・イン・マーシュまで大体いくらくらいですか?」

「そうね10ポンドってとこかしら?グッドラックねー」

僕は2ポンド程チップを払おうとしたんだけど、気にしないでとかって言って受け取らないんだよな。
しょうがなくお礼を言ってホテルの前でタクシーを待った。

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イギリス編8. バイブリーと英国紳士

 西部の港町ブリストルからチェルトナムへ移動。
イギリスの旅も後半で、イギリスで一番行きたかった所であるコッツウォルズ地方にやってきた。
コッツウォルズ地方は、天然芝の丘陵地帯に牛や山羊が放牧されているようなのどかなカントリーサイド。

ずっと前に下記にある「イギリスの田舎町―森と緑と田園風景に心安らぐ旅」という本を買って
イギリスの田舎に憧れていたのだ。

旅の最中にいろんな人に聞いてみたんだけどイギリスって雨ばっかり降って暗くて寒いし、
お店もすぐ閉まるし、物価も高いし、入管も最悪なんで、あんま良くないっていうのが多い。

思うに、この感想はイギリスはロンドンだけに滞在した事によるんじゃないかと。
そんな人にはいや、イギリスの良さはきっと田舎にあるんだと教えてあげたい。
さらに言えば、村と村をつなぐフットパスっていう散歩道が最高。

まぁ雨は降るけれど、時々は太陽が出る事もあってその弱い光に照らされる若干厳しい自然が超キレイだよ。
同じ理由で湖水地方も行ってみたいんだけど、時間とお金がな〜


次の日。
チェルトナムを起点にバスでサイレンセスターという街で乗り換えて、バイブリーに行った。
バイブリーはコッツウォルズの中ではとても有名で、生い茂る木々とぽつぽつっとある家並みが美しいのはいいんだけれど、
やっぱり小さな村なので、あっという間にやる事が無くなってしまう。

バイブリーのホテル・スワン


バイブリーの隣村、アーリントン・ロー。小川を渡っただけで隣村扱い。

それにずっと大雨が降っているために寒い。真夏なのが信じられない。
まるで日本の晩秋みたいだ。
すでにチェルトナムまで戻りたくなっている自分に気付いたんだけど、もう一つ行きたい所があるので頑張ってみる。

というのは、バイブリーからフットパスを歩くと、
コルン・セント・オルドウィンズというマイナーな村に行けるらしい。


こういうのが個人旅行の醍醐味。
どこへでも勝手に行ける。
この冒険する感じはツアーでは味わえないのだ。

村の豪華なホテル"スワン"の人に教えてもらった道順でフットパスへ向かう。
フットパスは牧草地らしく、広いスペースに芝生が広がっている。
日本でいうと北海道みたいな感じだと思う。(北海道行った事無いけど)
芝生を抜けると山道になったり、森の中を通ったりもする。
本当に凄いのは、そのルートが人の家の庭だったり、畑のど真ん中なんかが"道"として開放されている点。
これらは、晴れれば気持ちいいんだろうけれど、今日みたいな大雨のハッキリ言って物凄く過酷。
道が圧倒的にぬかるんでる。
いや、むしろ道が半分川になってる。
普通に歩いているだけなのにあっという間に膝下がずぶ濡れになる。



しかも雨が風を呼んでいるのか、さえぎる物が無い為か、風が強い。
芝生に出るとピューっと音が聞こえそうな風が吹いて、香港のセブンイレブンで買った折り畳み傘が折れてしまった。
こんなにサバイバルになるとは思っていなかった。軽装で来てしまった事を悔やむしかない。
せめて地図くらい持ってくればよかったな。
時々矢印が立っているんだけれど、矢印はあくまで"時々"なので、凄く迷ってしまう。


ずぶ濡れもいいところ。雨降り過ぎじゃねー?


ドロだらけの道を抜けると出会ったヒツジ達。

コルン・セント・オルドウィンズとバイブリーは徒歩で1時間らしいんだけれど、
迷いながら歩いているため、すでに2時間半くらいかかってる。
時間は15時50分。
16時までにコルン・セント・オルドウィンズに着いていて、かつ帰りは迷わずに急いで帰る必要がある。
かなり無理。


麦畑に出た。何も無い。そこには良い風景があるだけ。(それと大雨)


コルン・セント・オルドウィンズから程近い牧場とその主。

僕は畑の真ん中で丘の向こうに家が見えたのを確認すると走り出した。
脚を上げるたびに泥が舞い上がって、あっという間に膝下が泥まみれになった。
ぜえぜえ息が上がってるけれど、絶対に止まれない。止まったら帰れなくなる。

そして、特に家以外には何も無い住宅地にたどり着いた。
向こうから犬を連れた老人夫婦がやってくるのが見える。
こんな雨でも犬の散歩は欠かせないんだなぁ
しかし、これはラッキーだ。この人達に助けを求めたい感じ。

「ここはコルン・セント・オルドウィンズですか?」

「そうだよ」

ご主人が珍客を見て困惑しながらも答える。

「あのーすいません、5時までにバイブリーまで帰らないとバスに乗り遅れてしまうんです。どの道から帰るのがベストなんでしょう?」

「ふむ。それならあそこに見える道がベストだよ。でもここから1時間はかかるからね。」

指す先は、僕が歩いてきた道だった。
畑やら牧場なんかを通ったり随分遠回りした気がしたけれど、結局、あの道がベストなのか。。。
って事は、17時までに帰れない可能性が高い。やばいな。

「わ、わかりましたー。」

僕はそう言うと再び走り出した。
フットパスの入り口に着くと、まだ遠くに見える夫婦にここでいいのか大声で聞いてみる。

しかし、ご主人は僕を呼んでる。
ぜーぜーと息をしながら戻る。

「はーい、なんでしょう?」

「これからバイブリーへ戻っても、5時までに間に合わないに違いない。車で送ってあげるよ」

飛び跳ねそうだ。
僕はあつかましくも何かしら助けを期待してたんだけど、考えられる中で一番良い内容だった。

「えーいいんですか!?」

「構わないよ。君は友達だから。一緒に家まで来てくれ。」

ご主人はそう言うと、奥さんに犬の散歩の続きをさせて、僕は家に招いた。
さすが英国紳士!ジェントルマンだ。

「ちょっと着替えるから待っててくれ。」

家の中は暖炉があって生活のにおいがした。家の中には誰もいないようだ。

「お子さんはいらっしゃるんですか?」

「いるよ。もう独立しているがな。」

ご主人は元公務員でイギリス統治時代に香港に住んでいたんだそうな。
そして、中国に返還される時に引退してイギリスへ帰ってきたんだと。
日本にも来た事があるって。

「さあ、行こうか。車で行けば十分間に合うからな。」

そういうと庭に止まってる車のドアを開けた。
小奇麗な車内。これに乗る事が憚れる僕の格好。
泥だらけでびしょびしょなんだ。

「すいません。こんなに泥まみれなんですけど。。。」

「あー気にするなよ。構わないから乗りな。」

見ず知らずの他人を車に乗せて送ってくれる。
車は汚れるし、ガソリン食う。
奥さんとの散歩を取りやめて僕のために時間を割いてくれてる。
本当に申し訳ない。

「すいません、これ受け取ってください。」

僕は自分の財布から3ポンド差し出した。
しかし、ご主人は頑として受け取らなかった。

そして、あっという間にバイブリーのホテルスワンの前に着いた。
僕が3時間かかった道のりは、なんと車で10分だった。

ご主人に別れを告げてバスを待った。
時刻は16時半。
乗れない可能性が高かったバスを逆に待つゆとりが良い感じ。

結局一日中雨だったなぁ

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イギリス編7. クラブに行ったぞブリストル

 ケンブリッジを後にした僕は、ロンドンへ戻り一泊。
翌日グリニッジ等を見て周り、夕方になって再びロンドンを離れて西を目指した。

日帰りで行ったソールズベリーもバースも通り過ぎて、到着したのはブリストルだった。
ブリストルは古くは奴隷貿易で栄えた港町だ。
こんな街に何の用があるのかと言えば、単にMassive Attack やPortisheadといった90'sの
内気なクラブサウンドが好きだったからで、こんな暗い世界観を作り上げた、
かつての奴隷貿易で栄えた港町とは、一体どんな所なのかという興味からだ。
子供っぽいけど。

英国の音楽好きならば、マンチェスターやリバプールがまず思い浮かぶ所だけど、
僕にとっては、ブリストルこそ行ってみたかった場所なのだ。

音楽と歴史から想像する僕の勝手なイメージだけど、港町ならではの猥雑さとか、
黒人比率の多さからくるソウルとワイルドさを街に求めた。

ロンドンでは、日中にグリニッジへ行ったせいで、ブリストル(テンプル・ミーズ)駅に着いたのは
夜9時を過ぎていた。


駅から運河沿いのユース・ホステルを目指したものの、一向にたどり着く様子は無く、
道に迷ってしまった。
どうやら商店街のような所だったが、お店はすべて閉まっていてひっそりしている。
もしここが想像していたような危険な港町ならば、このままじゃまずい。

僕は商店街に停まっている一台の車に近づいて、運転手にユース・ホステルの場所を聞いた。
運転手はサラリーマン風の男性で助手席には赤ちゃんが座っていた。
仕事帰りの奥さんを待っているようだった。

その男性は英語であっちの方だと説明してくれたものの、アホな僕はいまいちその英語を
キャッチできなかったため、埒が明かなかった。

そこでここは今、この地図のどのあたりですか?と聞いてみた。
すると紳士は諦めたように、よしわかった、車で送ってあげようと言った。
奥さんそっちのけで大丈夫なんだろうか?
そんな事を考える間もなく、車で5分もかからない内にユース・ホステルに到着。
英国紳士の優しさに心打たれた。

もう夜も10時頃だ。
寝る時間だと思われるが、ここはブリストル。
クラブに行かないわけにはいかない。

事前に調べておいた情報によれば、ブリストル一のクラブはジャズクラブの
The Old Dukeだ。

少しユースから歩いた所にすぐに見つかった。
お店ではジャズの生演奏中で大盛り上がりだった。
お客はみんなビールをジョッキで飲んでいた。
見るにお店の中は地元の人ばかりで、なんだか気後れしてしまう。
が、しかし、ここまで来て楽しまないのは損だ。



僕も飲めないくせにビールをジョッキで頼み、聴きなれないジャズをしばらく聴いた。
でも、老舗の貫禄なのか、午前0:30には早々と閉店してしまい、ちょっとモヤモヤが残ってしまった。
他のテクノ系のクラブにも入ってみようかと思ったものの、
入り口からして入りにくいムードが漂っていて、結局ユースに逃げ帰った。
チキンだ。

次の日、明るくなってブリストルの街を観光した。
ユースでこの街を見所を教えてくれと頼んでみると、

「わかりません。この街に特に見所は無いと思います。」

なんと。
そこには、想像とはかけ離れていたブリストルがあった。
そもそも港町というのに、港が小さくてしかも街自体が海沿いじゃない。
運河しかないのだ。
街自体こじんまりしているし。。。
クラブもロンドンの方が条件良さそうだ。


翌日のThe Old Duke。掃除で大変そうだ。


timbuk2。本当はこのお店に夜入ってみたかった。

その運河には小さな観光船が行き来するくらいで、のんびりした街だ。
街の中心に行くとショッピングセンターとかあって、確かに黒人が多い気もしたけれど、
街のどこへ行っても猥雑さとか危険な感じは無く、拍子抜けしてしまった。

僕は運河でクルーズしたり、大学を見に行ったりして時間を過ごした。
大学に併設されている美術館は面白かったんけど・・・


大学へ通じる道。若者が沢山いる。

クラブについては地元のクラブ系雑誌を買って日程を見たものの、
この街にもう一泊する予定は無く、結局行かずじまい。

煮え切らないなぁ


一応ブリストルのシンボル。クリフトン吊り橋。景色はバツグン。
街はこの奥で海は手前。こんな渓谷の奥にある街が港町だなんて・・・

橋の近くで読書に励むマダム。

Fotologue - England
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イギリス編6. ピンクフロイドのジャケットのロケ地:イーリー大聖堂

 ロンドンのゲストハウスを後にした僕は、ケンブリッジへ向かった。
ケンブリッジ自体、大学都市としてあまりにも有名だけど、僕が本当に行きたいのは
ケンブリッジから日帰りでいけるイーリーという小さな街だ。

イーリーにはイーリー大聖堂がある。
これもまぁ大きなカテドラルだと言えば、それまでなんだけど、
僕にはこの大聖堂に行く事に特別な意味を持っていた。

それはピンクフロイドのアルバムジャケット(Division Bell)にこの大聖堂が写っていたから。

ジャジャーン

ピンク・フロイドはプログレッシブ・ロックの大御所なので、知らない人はいないと思う。
僕はどちらかと言えば、ロジャーが抜けた後のギルモアが創った全盛期のピンク・フロイドからは
程遠い、ゆったりした曲調が好きで、またそれがとても英国らしいと思っている。
最後の鐘の音とか・・・ぐっとくるね。
また、中ジャケも素晴らしくて、僕にとってイギリスへの旅情の原点ともいえる。
きっと、そんなのは僕だけだ。思い入れが強過ぎて困る。

ずっと続く麦畑の向こうに静かに佇む大聖堂。
これぞイギリス!というか、なんかこの風景に凄い懐かしさを感じていた。
気が狂ってるかもしれないが、はっきり言えばデジャヴなのだ。
これは、幼い頃に読んだ絵本とかグリム童話とかの影響なのかわからない。
是非死ぬまでにこのジャケットの場所に行かねばなるまいと、自分なりの目標があった。


ケンブリッジのユース・ホステルにチェックインすると、翌日には早速イーリーへ足を延ばした。
駅から丘を登ってずっと憧れてきた大聖堂に入った。
自分しかわからない事だけど、この達成感は物凄いものだった。



土曜日なので結婚式やってました。


そして、今度はジャケットの撮影場所を目指した。
でも、どこが撮影場所なのか、僕には見当も付かなかった。
そこで、ツーリスト・インフォメーションへ行った。
この街のツーリスト・インフォメーションはピューリタン革命で有名なクロムウェルの家だ。

そこの係りの人にAmazonでPink Floyd の Division Bell (邦題:対)のジャケットを見てもらった。
それで、ここに行きたいんだけどって聞いてみたんだ。

「あーこれね。これなら多分、この辺よ。線路を越えた向こう側の麦畑なの。」

ジャケットの写真からは窺い知る事は出来なかったけど、この撮影場所から大聖堂までの間に
線路があったのだ。

僕は線路を越えて麦畑へ無断で入り込んだ。
近くに国道があって、麦畑に入り込んで写真を撮ってる僕に、車から野次が飛んできた。



そんな事はお構いなく。
感無量だ。
そしていつまでも麦畑から大聖堂を見ていた。


放牧と線路と大聖堂。麦畑よりちょい手前。


この並木道も(僕がイメージする)ピンク・フロイドっぽい。

それにしてもこの日記、自己満足過ぎる。。。

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イギリス編5. 白亜の壁:セブン・シスターズとブライトン

 ロンドンからの日帰り観光を繰り返す僕は、その日、セブン・シスターズへ行った。
セブン・シスターズはイギリスのドーバー海峡沿いにある崖の事で、石灰岩の白が際立って美しいと評判だった。

事前は、わざわざ行くような所なのか迷ったものの、結果として凄く良い所だった。

ロンドンのヴィクトリア駅から1時間40分くらい電車に乗ってブライトンという、南のリゾートタウンまで行く。
このブライトンも海沿いの街で素晴らしい景色だった。
砂浜ではみんな日光浴をしているが、あまり泳いでいる人はいない。
きっと泳ぐには冷たすぎるんだろう。

砂浜にはブライトン・ピアという桟橋があって、その桟橋が遊園地になっていた。
海沿いの風景はとても開放的で、滞在したいと思わせる街並みだった。


ブライトンの浜辺。偶然カワイコちゃん


ブライトン・ピア(の近く)の遊具。トランポリンですか?


浜辺のメリーゴーランド。楽しんでるね。

そのブライトンからバスに乗る。
そこから40分で確か、Excellent Park Centreという名前のバス停で降りる。
っていうか、窓越しにそれらしい風景が見えるので、迷う事は無く降りる事が出来た。

バス停からは公園内を海辺まで歩く。。。
あーやばい、ちょー綺麗ですよー
"イギリスの自然がここに"っていう感じです。
丘陵に芝生があって、ヒツジが放し飼いになってて、海に注ぐ川があって、
シー・カヤックを楽しむ人がいて・・・








そんな風景を見ながら海に到達すると、、、
物凄い光景が広がってました。
崖です!
真っ白な崖がずーーーっと向こうまで続いている。
圧倒されました。




崖下をずっと歩く事も出来るし、崖の上をずっと歩く事もできる。


崖下からの絶景


崖上からの絶景。微妙に怖い。


こんなサインがあったりする。


丘の上から坂を段々下っていける。壮大だなぁ


風が強い所なので木がこんな事になってる。


天候にも恵まれ、気分は最高。
こういう風景って、なんか懐かしい気がするだよね。
一日中、公園内をぶらぶらしながら過ごした。

この辺には野生のキャベツが群生してた。食べれるのか?


いやー行って良かった。ホント。



2015年01月11日追記。
最近、アニメ:けいおん! を通しで観ました。
きっかけは YouTube ですべてのエンディング曲を聴いたら、非常に良かったためです。
また、ちょっとしたエピソードをおなじくYouTubeで見ている内、なんだか面白そうだと思いました。
アニメは時々観ますが、あまりにもにわかなため、けいおん!のように社会現象になっていたらしいものも観ていなかったりしました。
2009年頃の作品らしいですが、そもそもこの旅行が 2009 年なので、ちょうど日本にいない頃、やっていたんでしょうね。。。

はまるとやっぱり面白く、1st シーズンから 2nd、そして劇場版まで 2 日くらいかけて全部観ました。
で、唐突にけいおん!の話して、なにが言いたいかといえば、劇場版けいおん!までみた時 (たどり着いた時) 主人公達がロンドンに行く話しがありました。
っていうか、3 泊 5 日でロンドンとかむちゃくちゃタイト過ぎで絶対マネしたくないですが、、、
その映画のエンディング曲:Singing! はテレビ版エンディング曲:Don't say "lazy" や、No, Thank you 同様にとても良いのですが、なんと曲の中でブライトンとセブン・シスターズが背景になってました。
あのセブン・シスターズで演奏しているではありませんか!
結構驚きです。
ブライトン・プアでは、ヘルター・スケルターっていう滑り台系の遊具が出てくる。
これもビートルズで一番激しいとされている曲:
ヘルター・スケルターとかけているのかも。

あれ観て、セブン・シスターズまで聖地めぐりした人がいたらほめたいわ。
セブン・シスターズはいいところだけど、あの映画がきっかけだったとしたら、凄いと思うわ。
そういえば、自分もイーリー大聖堂はピンク・フロイドの 
The Division Bell を見たのがきっかけでどうしても行きたくなったわけで、自分は、イーリーについては聖地めぐりだったといえなくもないわな。

自分の予想ではセブン・シスターズはナショナルトラストが管理しているはずで、そういうバンド演奏とか厳しそうです。
実際はあんなところで演奏できないと思うんだよなぁ
ちょっと調べてみると、ブライトンとセブン・シスターズは、"
さらば青春の光" っていう映画のオマージュらしいですね。
いや、あれは映画だから使わせてもらってるのであって、いきなりあの崖にいって音楽演奏とかガチで怒られそうな予感たっぷりです。

あと、ブライトン・ピアだけど。。。時々海外ではこんな風に埠頭に遊園地があるけれど、(他はロサンゼルスからいけるサンタ・モニカにも同じような遊園地が埠頭にありますね)、こんな埠頭なんかに遊具置くと、潮風による錆びが早そうです。
埠頭なんかに遊園地造ったら、メンテとか逆に大変な気がしています。
まぁ東京ディズニーランドとかも海沿いっちゃ海沿いだけど、ブライトンとかサンタ・モニカの遊園地の場合は本当に埠頭の上にあるので、東京ディズニーランドの比じゃなく、潮風を縦横いろんな方向から受けるに違いないです。

 

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イギリス編4. ストーンヘンジとバースの一日観光

 イギリスはおよそ2週間しか滞在期間を設けなかったため、かなり急ピッチで廻らなければならなかった。
自力で地方を廻る予定ではあるものの、行きたい所を廻りきる事は不可能だと思った。

自分のポリシーに反する事ではあったんだけど、日本人向けのツアーに参加してみる事にした。
ロンドン三越の地下にマイバス社の窓口があって、日帰りツアーを申し込める。
僕は

「世界遺産バース、ストーンヘンジとソールズベリー1日観光」

というツアーに申し込んだ。
ちょっと辺鄙な所にあるストーンヘンジに行ける他、バースも観光出来るらしいので、
まぁなかなか良いんじゃない?
68ポンドだけど、自力で泊まりながら行ったら、もっと時間と費用がかかるはず。

申し込みの翌日の早朝7:45にロンドン三越にやって来た。
当然、参加者は日本人ばかり。
ゴールデンツアーズ社のツアー客も一緒で、こちらは欧米人だけ。

マトリックスのエージェントが付けていたようなイヤホンを付けさせられて、
イヤホンを通じて日本人ガイドが日本語で説明する。
・・・この"管理されている感"がたまらない。トホホな気分。

一緒にツアーする日本人の中には、日本人ガイドにやたら因縁付けてるおっちゃんがいて、
何故か僕は、バスでその人の隣に座る事になり、終始とても嫌なムードが漂っていた。


ソールベリー大聖堂は、まぁありがちなカテドラルだった。
昼食はこの大聖堂に併設されたレストランで追加の9ポンドで食べる事が出来たが、
僕は、昼ご飯に9ポンドも払う気になれず、またガイドに若干コミッションが入る事も
薄々感じたため、一人ソールベリーの街に繰り出し、サンドイッチのセットを買って食べた。
絵に描いたような英国紳士


続いて、バースへ移動した。
バースにはローマンバースという、古代ローマ時代の浴場が残っていて、
それが世界遺産になっている。
石の回廊の真ん中にとてもつもない緑色の水で満たされたプールがあって、
今となってはまったく入る事は出来ない。汚れるだけだろう。



ローマンバースで行われていた小芝居


バースでは少し自由時間があったので、パレード・ガーデンという、川沿いの公園に入ってみた。
入場料を取るシステムだったんだけど、地元人はだれもお金を払わずに、ズケズケと入っている。
僕も恐る恐る、そのまま入ってしまった。


中は芝生で日光浴をする人や川沿いで涼む人等がいて、それなりに楽しんでいるようだった。
観光客としては、公園から見る景色がとても素晴らしかった。
川沿いには何か置手紙のようなものがあったので、それを撮影した。


すると、地元のレディースみたいなヤンキー集団に絡まれた。

「あんた、何?新聞記者かなにか?」
「いえ、観光客ですよ。この手紙は?」
「あたしが書いたんだよ。旦那宛てに・・・」
「旦那さん死んじゃったんですか?自殺かなにか?」
「オーバードーザーだよ」

・・・重い話だと思うのだが、とてもアッケラカンとしているので、思わず突っ込んで聞いてしまった。
申し訳ない。
しかし、根は良さそうな人達だったので、写真を撮らせてもらった。




一日ツアーも大詰め。ストーンヘンジに移動した。
・・・さすが有名な観光スポットだ。
芝生の上にデーンと巨石が並べられて、見応えがあった。

インド人っていうか、スィク教徒だなー






ストーンヘンジを取り囲む観光客。

昔は、ストーンヘンジの岩に登れた時期もあったみたいだけど、
いまは周りをぐるっと歩くだけになってる。
よくみればストーンヘンジの岩には、落書きの後が沢山残っていた。
昔の管理はずさんだった事がうかがい知れた。


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イギリス編3. 日本人宿と治験パッカー

 ユースホステルを後にした僕は、とあるゲストハウスへ宿を移動した。
一泊16ポンドで朝食と夕食が付いている。
ロンドンの物価を考えれば破格の値段だと思う。


ゲストハウスの外観。フツーのマンションです。

日本にいる間に、ここのホームページを見つけたんだけど、ホームページ自体、
日本語で書かれているので、多分日本人を対象にしたゲストハウスなんだろう。日本人宿の類だね。
旅も慣れてくれば、こういった日本人宿というものは、なるべく遠ざかりたいが、
始めの内は情報の入りやすさとか、ホスピタリティの面で重宝する。安いしね。

その宿を経営しているのは、数人の日本人だったんだけど、一番僕らの面倒を見てくれていた人は
若い陽気な日本人のねーちゃんだった。髪型がアニーそっくりだった。
そのねーちゃんは明らかに日本人なのに、僕らゲストの日本人に対しても絶対に日本語を話さなかった。
なんで日本語を話さないのか聞いてみると、ポリシーだと言っていた。
その陽気さも英語も、どことなく不自然で、それが常に僕らの笑いを誘った。
ホントに不思議なねーちゃんだった。

このゲストハウスは男女別のドミトリーだったんだけど、
女部屋にはイギリスに短期留学しに来た女子高生2人と、そのお守り役の家庭教師がいた。
高校生からイギリス留学なんて、きっと金持ちに違いないよな。

男部屋には、僕がこのゲストハウスにやって来た日に、同じくやって来た日本人がいた。
彼は生粋のバックパッカーで、南アフリカに滞在した後、ドイツで治験をするために
ヨーロッパにやってきたのだ。
ドイツに行くまでに少し時間があるから、イギリスにもやってきたのだという。
南アフリカの入国スタンプがある事から、イギリスの入国は難しい事を事前に把握していた彼は
入国前に架空の日程表を旅行会社で作ってきた念の入れよう。

そして教養が無い僕は治験というものをはじめて知った。
要は新薬の実験台になってお金を貰うものだ。

製薬会社にしばらく監禁・・・というか住み込みで検査するんだ。
確か10日だったかな?

最初に3日に一本ずつ新薬を注射されて、その後、採血やら心電図やら、なんやら受けまくる。
検査時間以外は、部屋で他の治験者と一緒にビリヤードやったりテレビゲームやったりして
リラックスして時間を過ごす。

10人いたらランダムでその内の5人に本当の新薬を打つんだけど、後の5人はわざと"何も起こらない薬"を投薬される。
誰に本当の薬を投与したかというのは、治験する側しか知らない。
これによって"投薬された"という、観念からくる体の反応を検査対象から除外する事が出来る。

当然副作用が起こる事もある。
注射した瞬間吐きまくるとか。
下手したら死ぬんじゃ・・・

こういうリスクの上で得られる報酬は高額で、たしか1回の治験で40万円くらいだったかなぁ

バックパッカーの中には、治験で生計を立てて旅を続ける人が結構多いようだ。
僕は絶対イヤだね。こんな体を売るようなマネは。
いつどんな副作用に見舞われるかわかったもんじゃない。


少し日が経って、フランス人が泊まりに来た。
このフランス人は日本語が上手だった。
というのも日本に住んでいた。
日本では漫画家のアシスタントをしていたらしい。

何のアシスタントだったのか聞いてみると、"NHKへようこそ"のアシスタントだったそうで、
安月給で働き続け、またアシスタントなので、自分の作品が描けないというフラストレーションが溜まり
一度ヨーロッパに戻ってきたんだそうだ。
もう一度自分の作品を描く事を夢見て、日本に戻るつもりだと言っていた。
彼の漫画への情熱が聞いているだけでとても伝わってきた。
夢を追いかけられる日本であってほしいと思った。


言わずと知れたビッグベンとダブルデッカー

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イギリス編2. ロンドンについてまとまりの悪い感想

  ロンドンで初めてユースホステルに泊まった。
ドミトリーのその部屋は、到着した夜の10時にしてすでに寝ている人がいた。
うっかり電気を付ける事も出来ず、ありえんくらい真っ暗な室内で自分のベッドを探す事になり、エライ苦労する。
この暗闇がこの先の旅を暗示してるんじゃないかとか、変に考えてしまう。
どっかの大学の施設みたいなシャワーを浴びてベッドに入った所で、寝る事以外に何も出来ず、いろいろ不安なまま寝る。

で、朝。
イギリスの朝食、イングリッシュブレックファストにびっくりした。
イギリス料理はうわさに聞いていたから、全然期待していなかったんだけど、
こと朝食に関しては超豪華で、良い意味で期待を裏切ってくれた。

内容は、まず食事用のパンは数種類から好きなものを好きなだけ選べる。
それからソーセージにベーコンといった肉類、ビーンズにトマトに卵にポテトにマッシュルームなんかも
好きなように皿に載せる事が出来る。
そして、飲み物もスープにコーヒー、紅茶、各種ジュースを好きに飲んで、さらにデザートも選び放題。

こんな朝ごはんが宿泊代約20ポンドに含まれているわけですょ
まぁ、どこのホステルにってもほとんど同じメニューなので飽きるけど。
後に行ったフランスやスペイン、イタリアでの朝食は、フランスパンにジャムが出る程度の質素なものなので、
イギリスとの比較ですごくがっかりしてしまう。
グレート・ブリテンのグレートとは、きっとブレックファストがグレートだという意味に違いない。


さて、ユースを引き払って街に出る。
ロンドンの印象は、歴史や格式を感じさせるような重厚感がある建物が多いけれど、
第二次世界大戦で空襲があったせい?かパリとかにくらべるとモダンな建物も多いかな。
ニューヨークが小さくなった感じ。


ピカデリーサーカスにあるエロスの像。
待ち合わせ場所になってる。
近くにロンドン三越があって日本人が沢山いた。


Piccadilly Circus やOxford St.等の繁華街に行くと、それなりに人がいて賑わってる。
ただ全体的な施設や設備がコジンマリしているし、小奇麗なんだけど生活感やエネルギーが弱い気がする。
例えば世界最大のアンティーク・マーケットと呼ばれるPortobello Marketに行っても、
え?この規模で?と肩透かしを喰らう。
それにほとんどのお店が18時で閉まるし、日曜はお正月みたいに壊滅的にほとんどお店が閉まってる。
ファーストフードですら閉まってる。
日本なら一番の稼ぎ時なのに、、、これで経営、いや、国自体が成り立つのがひじょーに不思議だ。

トラファルガー広場。観光客が沢山いる。ロンドンっ子は寄り付かないらしい。
なんか演奏会やってた。
遠くには国会議事堂が見える。


でも、繁華街にいるようなイギリス人って、遠巻きに見てなんか人生楽しんでいるっていうか幸せそうな感じなんだよな。
みんな自分の時間を大事にしてるって事?
ジャパニーズより、気さくで悲壮感が無い?
ジャパニーズより、主体性が強い?
自分達のための国で、自分達のための街だという事をジャパニーズよりも理解してる?
こんな印象をうっすら持ったものの、大きなエピソードがあった訳では無いので、説明が難しいんだけど。


観光スポットは、どこもいろんな国から観光客が押し寄せてた。
あんな厳しい入国審査なのに、みんなどうやってあの難関を潜り抜けてきたのかとても不思議。

テムズ川沿いは、国会議事堂
イラク反戦運動。

鳩のトイレ。


ロンドン・アイ、そしてテート・モダン辺りまで、観光スポットが密集しているし、
リバービューがなかなか素敵(パリのセーヌ川にくらべれば無骨だけど)なので、この辺を歩くだけでロンドンの良さを感じる。 

クルーズ船に乗り込むどっかの学校の生徒達と、鳥とロンドン・アイ


ロンドン塔

個人的には、ピンクフロイドのジャケット(Animal)にもなったバターシー発電所を直に見る事が出来て、感慨深かった。

テムズ川沿い。

線路付き。例のジャケットにも、線路は写ってたよね。

柵の上までカメラを持ち上げて、ノーフォーカスで撮った。ムズイ。


柵には絵が描かれている。そしてバス停。多分何十年単位でこんな状態だったに違いない。



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イギリス編1. イギリスの入国審査ってやつは...

 2009年7月24日。

スイス・インターナショナル・エアラインズの飛行機はいよいよイギリス本土の姿を目にした。

テムズ川だ。ロンドン中心部にたどり着いた。

スイスのチューリッヒを経由して、1時間遅れていた。

ようやくロンドンヒースロー空港に到着。
ロンドンは白夜で、午後8時の過ぎているのに西日の照り返しが眩しい。




到着早々、試練に立ち向かわなければならヌー
そう、冷酷無比な入国審査が待っている。
イギリスの入国審査は厳しいのだ!

特に個人旅行や無職だったりすると、露骨に怪しまれて、下手すると入国できずにいきなり帰国させられる。
ググってみても、ホテルの予約をしていないとか、帰りの航空券を持っていない事から、不法就労を疑われて入国拒否されるような話がそこかしこに転がってる。
例えると、開始してまもなく極悪な中ボスが出てくるバランスの悪いクソゲーみたいなもん。

──想定される質問や要求に対して、前もって対処策を用意しなければ。

事前にやった事としては、日本にいる間にイギリス滞在中の宿はすべて予約して、それらをプリントアウトしたものを持参。
帰りの航空券は持っているものの、帰国日は3ヵ月後になっているため、突っ込まれる可能性がある。
そこで、8月7日にパリ行くためのユーロスターのチケットを持っておいて、イギリスには戻らない事を主張しよう。

そして、日程表の提示を求められる事があるので、ほとんどダミーなものを旅行会社で作ってもらい、すぐ出せるようにしておく。

パスポートにいろんな国のスタンプが押されている事とか、無職である事とかも大きな懸念材料だけど、
これらはどうにもならず、はっきり言って運任せだ。
予断をまったく許さない。

僕は長時間フライトでヘロヘロになりながら、"All Other Passports"のキューに並ぶ。
自分の番がきて、女性入国審査官と対峙。質問がひじょーに高圧的に、ヒステリックに、矢継ぎ早に、とんでくる。

「仕事はなにをしてるんですか!!?」

「広く言えばSEでした。」

「でしたって?今は何してるんですか?」

「。。。辞めてきました。」

「無職なんですか!!!!?」

「はい。無職です。」

やべーなこれ、空気がますます凍り付いてきた。。。
こっちの説明が終わらない内に、次の質問をポンポン出してくる。


「そもそも何しに来たの!?」

「観光です。」

「観光の目的は?」

観光に目的なんてあるんだろか。。。

「えーと、イギリスの文化に興味がある事と、世界遺産やカントリーサイドに行ってみたいからです。」

「具体的にどことどこに行くつもり!?」

「最初にロンドンを観光して、ケンブリッジに行きます。」

「それで?」

「ブリストルに行って、コッツウォルズを見て廻ります。」

「それで?」

(ちょー怖ぇえ〜)「ロンドンに戻って、パリに行きます。」

「パリの次はどこに行くの?」

「レンヌに行きます。」

「レンヌ!?」面接官はすっごく怪訝な顔つきになる。

「。。ええ(汗)、レンヌです。モンサンミッシェルに行きたいから。」

「ああ、イギリスじゃないのね。。。イギリスに戻る予定は? ネバー?」

「ネバーです。」

「日程表を見せてください。」


まさかこれをホントに見せる事になるとは、、、


「はいこれです。」

「期間が3ヶ月もあるじゃない!!!どーなってるの!!?お金はいくら持ってるの?」

「550ポンドと900ユーロと10万円です。」

「3ヶ月旅行するのに全然足りないじゃない!!!!」

ひぇ〜〜殺されるー

「ええ、まぁ、、、でもクレジットカードと国際キャッシュカード持ってるから」

「口座にはいくら入っているの!!??」

そんな事まで聞く?

「クレジットカードが引き落とされる口座に○万円、国際キャッシュカードの口座は○万円入れてますが。」

はぁ〜と深いため息をすると、審査官は嫌そうにスタンプを押してパスポートを投げてよこした。
どうやら入国許可が下りたらしい。
運が良かった。

身も心もヘロヘロになった僕は、頑張ってオイスターカードを買って地下鉄でユースホステルに向かう。

改めてパスポートをよーく見ると、なんかうっすらスタンプが押してある。
これがイギリスのスタンプなのかどうかもよくわからず、他の箇所にイギリスのスタンプが無いから消去法で多分コレっていう確認。
わざとうっすら押してるんじゃねーかと思う。
入国は認めたくねーけど、今回は仕方ないって感じで。
次にもしイギリス行く機会があっても、拒否される自信があるよ。


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